2Dは長さ(縦)と幅(横)を映し出して平面として赤ちゃんを見ます。
3Dはそれに奥行き(深さ)を加えて赤ちゃんを立体的に表現することができます。
4Dは、3Dにさらに時間の概念を加えたもので、人間の目と同様に赤ちゃんを観察することができます。4Dは3Dの動画版ということですね。
ちなみに2D・3D・4Dの「D」とは「次元」という意味の「dimension」の略です。
超音波診断装置の中でも、3D、4Dは体表の奇形がわかりやすい以外には、まだ治療に結びつけられるほど診断確率は高くありません。現時点では一般的に産院での検診で行われる2Dエコー(超音波断層法)の方が胎児の様々な情報もキャッチしやすいため、通常では2Dエコーが使用されています。あくまでも4Dは記念撮影みたいなものととらえ、4Dがあるかないかを基準に参院を選ぶことはやめた方がよいかもしれません。
ちなみに、「カラー超音波」という言葉を聞いたこと、ありますか?
これは「カラードプラ法」という方法で、赤ちゃんの中を流れる血流の状態がカラーで表示されます。赤ちゃんがカラーに見えるのではありませんのでご注意を。